立方骨圧迫骨折

足を外側に捻って、ひどく捻挫した。足の外側が腫れて痛み、なかなかよくならない。



「クルミ割り骨折」との言われ、外返し捻挫の機転で生じる。踵骨前方突起骨折と並んで、ひどい捻挫として見過ごされた上に、難治性の捻挫と放置されることが少なくない。「クルミ割り骨折」と言われるように、踵骨に圧迫されて踵立方骨関節面の軟骨下骨がつぶされる。X線写真では、踵立方骨関節面に沿って骨折線を見る。初期のX線写真で発見できなくても、骨萎縮が始まる3週間後のX線写真で見つかることがある。見逃されて捻挫として治療されると、痛みが長引く。反対に内返し捻挫の転機では、二分靭帯による立方骨剥離骨折もある。
(参考文献:足のクリニック)