変形性膝関節症

変形性膝関節症による内反膝が圧倒的に多い。下肢荷重線が膝の内側を通るので内側関節面に荷重の集中が起こり、この部分に疼痛が発生する。
加齢に伴うアライメント異常が原因となって発症する。
肥満の女性に多いのも特徴。
特に原因もなく、加齢によって発症する一次性変形性関節症。
外傷がその発症の原因となる二次性変形性関節症
ほとんどが、一次性変形性関節症。
日本ではよくO脚が多いと言われる。日本では変形性膝関節症といえば多くは膝のO脚変形(内反膝変形又は、内側型)で両側性。
骨粗鬆症があると、その進行は早くなると言われている。
関節リウマチも中年の女性に多い疾患で、発症年齢と性差に関してはよく似ているが、「安静時疼痛があるかどうか」で識別できる。変形性膝関節症は基本的には荷重痛、運動時痛なので、寝ているときには痛みはない。また、関節内の状態(関節内液の状況など)もこの2つでは異なる。関節リウマチではO脚変形になることは少ない。




「動かしにくい。」「痛い。」「疼痛」「変形(内反膝)」、膝関節周囲筋に筋萎縮(筋力低下)、腫脹などがある。内反膝が進行すると、膝の伸展制限が生じる。膝の中では軟骨の変形(すりきれて減った状態。または変形した状態)に続いて、軟骨下骨の退行変形と修復・増殖性変化が起こっている。→「軟骨のすりきれがあり、そのうち骨まですりきれてくる。」また増殖性変化により、骨棘ができることもある。膝への負担を減らすために杖や膝のサポーターを使用することも効果的。足底板は、側方動揺を減少させる目的で使用される。
アウターウェッジの処方
靴の底チェック:底がすり減っていないものを選んでもらうようにする。
月型芯のチェック;月型芯がしっかりしたものを選んでもらうようにする。