扁平足

長く足っていたり、歩きすぎると、土踏まずの辺りが痛くなって疲れやすい。



ホーマン(G.Hohmann)は、扁平足を小児期、思春期、成人期の3つに分類した。小児の扁平足は、変形が主で疼痛は少ない。思春期の扁平足は、いわゆる痙縮性扁平足で足根骨癒合症を合併する症状が多い。成人期の扁平足は、靭帯や筋力が弱くなり、荷重により、アーチが低下し、前足部が開張する。非荷重時の形態が正常でも。荷重荷によりアーチが低下すると、硬くなった靭帯が伸展されて疼痛を引き起こすと考えられる。進行例では変形が著名となり、関節症性変化による疼痛も伴う。成人期の扁平足の痛みに対してはアーチサポートを用いるが、アーチの高さを矯正するというより単に支えるだけでよい。高すぎるアーチサポートはかえって痛みを悪化させる。運動療法による筋力強化や温熱療法も併用併する。
(参考文献:足のクリニック)