踵舟棒(先天性踵舟癒合症)

中学校に入って、クラブ活動を始めたら、特に怪我をした訳でもないのに、足首を痛がる。



先天性足根骨癒合症は距踵間に最も多く、次いで、踵舟間、距舟間に多い。踵骨間の癒合は踵骨前方突起内側と舟状骨下外縁間に生じ、X線写真の斜側面像で棒状に見えることから、踵舟棒(calcaneonavicular bar)と言われている。症状は後足部の柔軟性の減少で、回外拘縮を呈することもある。中学生になって骨化して、X線写真に写るようになり、発見されることが多い。しかし、骨化に連続していなくても、接触部の形状から線維性の癒合が診断できる。
(参考文献:足のクリニック)